こんにちは
神奈川大学合気道部3年の林です
11/11の審査が近づくにつれ、水曜・土曜の稽古後に審査練をしている1・2年生の姿をよく見るようになりました。
実に多様な性格の部員たちが所属する合気道部では、多様なモチベーションを持って日々の稽古に臨んでいることと思います。
ただ漫然と周りに流されるように練習する人・審査だからと特別長く練習する人・飽きずにいつまでも道場で練習する人・・・・
モチベーションには3つのOSが存在すると言われています。
それが『モチベーション3.0理論』です。
人が動機付けられるのには大きく分けて3つの段階が存在するのだそうです。
まず、モチベーション1.0とは
生理的動機付けとも言われ、人間の存在は生物的なものなので、その行動は生存という目的のために行われると言うものです。
次に、モチベーション2.0とは
外発的動機付けとも言われ、人間の行動は賞罰すなわち報酬や処罰という外部から与えられる目的によって操作されるというものです。
そして、モチベーション3.0とは
内発的動機付けとも言われ、人間の行動は「学びたい」「創造したい」「世界をもっとよくしたい」という、自分自身から湧き起こるものによって起こるというものです。
ざっくりと言ってモチベーションの三段階の定義は以上のようになっています。
仕事にせよ、勉強にせよ、そして部活にせよ
人間の行動には必ず動機が存在することと思います。
それは一体どの段階にあるのか?
今一度、自分に聞いてみて下さい。
世界で多くの割合を占めるのはモチベーション2.0と言われています。
コンビニでの買い物、アルバイト、大学の定期試験・・・・・・
大学生にとって一番わかりやすい例はアルバイトでしょう。
何のためにアルバイトをするのかと言えば、多くの人はこう答えるはずです。
「お金を稼ぐためだよ。生活するために」もしくは単に「お金が欲しいからだよ」
至極ふつうの大学生の意見だと思います。
就職氷河期と言われている昨今。自分の本意ではないところに『とりあえず』就職した人のなかにももしかしたら多い考え方かも知れません。
しかし、仕事の意味・行動の意味はお金や賞罰って何だか貧しくありませんか?
一介の就職前の大学生が言うのも傲慢かも知れませんが、
再びアルバイトの例で言うならば、そこからはお金以上の価値あるものが得られる可能性を秘めています。
人を幸せにできることの喜び・なりたい自分のきっかけや一歩をもしかしたら得られるかも知れません。
心の底から「やりたいんだ!」という内発的な動機が湧き起こったのなら最高の人生・最高の行動だと僕は思います。
僕がこの神大合気道部に入部して約2年半・・・
最初は何人もいた同期は次々と辞め、下も同じように辞めていきました。
それぞれ事情がある人も中にはいました。
でもほとんどその差はモチベーションの差なのだといまになって思います。
当初は3.0だったけど、月日が流れるにつれ2.0。気づけば1.0。もはや部活をやってる意味すらない段階です。
ほぼ例外なく、訪れる部活倦怠期・・・
実は僕にもありました。
季節柄というのも多少はあるでしょうが、極端にモチベーションの落ち込む時期・・・
それは審査が終わった直後に訪れます。
しかし、それを回避できる手だてはひとつだけあると思います。
もっと早く気が付ければ、もっと早くしっていれば、早くにモチベーション3.0の維持を可能にできたかも知れません。
1年生にそれを早く気づいて欲しいです。
今の僕はモチベーション3.0です。
コメントをお書きください