身体の秘密

こんにちは、一年の髙橋です。

今日も寒くて指がかじかんで作業にも一苦労です…
三月にかけて真冬の寒さが続くそうなので体には十分気を付けてくださいね。

先日のYahoo!Japanニュースのある記事が面白い記事だったので紹介します。
見出しは『急ぐとき、なぜずっと走らないのか?』。私は田舎出身で高校はバスで通っていました。
都会のように近くに駅があるわけではなく、バスも一時間に二本程度でした。
そのため、バス停まで走っていたのを覚えています。今も駅まで走ることはありますけどね!
でも、この記事の見出しにあるようにずっとは走らないんですよ・・・
走っては立ちどまり、少し歩いてからまた走り始めるという経験はありませんか?
なぜずっと走らないのか…
ここからは記事から抜粋して引用させてもらいます。

 

アメリカ、オハイオ州立大学の機械工学者マノジュ・スリニバサン(Manoj Srinivasan)氏は、「人は目的地に向かうとき、無意識に歩行と走行を組み合わせている」という仮説を検証した。
「エネルギー消費を最小限に抑える方法で移動しているのではないかと考えた」と同氏は話す。
スリニバサン氏は36人の被験者に、フットボール場の長辺よりやや長い120メートルの距離を進むよう依頼。ゴールまでの期限を設定し、ストップウォッチを渡した。
すると、時間に余裕がない人は走り、2分ある人は歩いた。期限が中間の人は、歩行と走行を切り替えながら進んだという。
スリニバサン氏は実験結果から、「人は移動しながら、目的地までの距離に対する自分の感覚に基づいて、歩行と走行をうまく調節している。
あらかじめ決めておくのではない」という結論を導き出した。
この“モード切り替え”能力は、古代の人類に役立ったはずだ。
「基本的には進化論上のテーマだ」とスリニバサン氏は話す。
「先史時代の人類は食料を探すとき、エネルギーを温存しながら移動する必要があった。獲物がなかなか見つからず疲れた場合でも、捕食動物から逃げられるように」。
 
ただし今回の研究では、調節の詳しいメカニズムについては解明されていないそうですが、
ランナーは歩行と走行を組み合わせれば、消費エネルギーを最小限に抑えることができ、また、より自然な感覚でエネルギーを節約できる義肢製作への活用も期待できる、とのことです。

この記事を読んで身体って不思議だなぁと思いませんか?
私たちが意識していなくとも体は負担がかからないよう、生存の為に効率的にはたらきかけているんですね。
また、サバイバルをかけた古代の暮らしに活用されていた習慣が長い年月が経った今でも日常生活で活かされてることに驚きました。
今回の記事のほかにもふとした動作に隠された意味がありそうですよね。探してみるのも面白いかと思いました。

 

それでは失礼します。